SECURITY SETUP GUIDE

Claude Code
セキュリティ設定ガイド

Claude Codeを安全に使うための設定を、一つずつ解説します。所要時間は10分程度です。

対策しないと、こうなります

2026年3月、ある広告代理店がセキュリティ設定をせずにClaude Codeを使った結果、Google広告アカウントが乗っ取られました。

被害額: 数千万円

原因: パスワードが書いてあるファイル(.env)をAIが読んでしまい、その情報が漏れた。夜中にアカウントを乗っ取られ、知らない広告が大量配信された。

この事故は、最初に10分の設定をしていれば防げたものです。

そもそも Claude Code は何をしている?

Claude Code は、あなたのパソコンの中で動いているように見えますが、実はインターネットの向こう側にあるAnthropic社のサーバーに「電話して相談」しています。つまり、あなたのファイルの中身は外に送られています。だからセキュリティ設定が必要です。

🔒

設定でやること = 3つだけ

壁で囲む サンドボックス 作業フォルダ のみOK 外は立入禁止 ダメを決める deny(拒否リスト) rm -rf(全削除) sudo(神モード) .env(パスワード) git push --force 確認画面すら出ない 通信先を絞る allowedDomains github.com ✓ npmjs.org ✓ 知らないサイト ✕ 電話帳にない相手は 確認が出る
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設定ファイルを作る

以下の内容をまるごとコピーしてください。これが「ブレーキ」の設定です。

{ "permissions": { "deny": [ "Bash(rm -rf*)", "Bash(rm -r*)", "Bash(sudo*)", "Bash(git push --force*)", "Bash(chmod 777*)", "Read(**/.env)", "Read(**/.env.*)", "Bash(cat */.env)", "Bash(cat */.env.*)" ] }, "sandbox": { "enabled": true, "autoAllowBashIfSandboxed": true, "allowUnsandboxedCommands": false, "network": { "allowedDomains": [ "github.com", "*.githubusercontent.com", "*.npmjs.org", "registry.yarnpkg.com", "api.anthropic.com" ] } } }

コピーしたら、Claude Code を開いて、こう伝えてください:

以下の内容で ~/.claude/settings.local.json を作成してください (ここに上のJSONを貼り付け)
settings.local.json は「自分だけの設定ファイル」です。他の人に影響しません。

設定の意味

設定意味(たとえ話)
deny 「絶対やっちゃダメリスト」。確認画面すら出ない。車のブレーキ。
sandbox 「砂場の柵」。作業フォルダの外に出られなくする。
allowedDomains 「電話していい相手リスト」。リストにないサイトへの通信は確認が出る。
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サンドボックスを有効にする

Claude Code で以下を入力してください。

/sandbox

モード選択画面が出たら「Auto-allow」を選んでください。

サンドボックスなし パソコン全体に アクセスできる パスワードも読める どこにでも書ける サンドボックスあり 作業フォルダ のみOK 外は立入禁止
「サンドボックスにすると何もできなくなるのでは?」→ 普段の作業(ファイル編集、git操作など)は問題なくできます。制限されるのは「作業フォルダ外への書き込み」と「許可していないサイトへの通信」だけです。
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CLAUDE.md にセキュリティルールを追加する

CLAUDE.md は「AIへの指示書」。ここにルールを書いておくと、Claude Code が自分で判断するときに守ってくれます。

settings.local.json

機械のブレーキ

問答無用で止まる

CLAUDE.md

運転マニュアル

AIが自分で守る

Claude Code にこう伝えてください:

~/.claude/CLAUDE.md に以下のセキュリティルールを追加して ## セキュリティルール - ファイルを削除する前は必ず確認すること - 知らないコマンドを実行する前に、日本語でそのコマンドの内容を説明すること - ツール実行の許可を求めるときは、必ず日本語で説明・確認を行うこと - 許可を求める際、以下のセキュリティリスクをパーセンテージ(%)で提示すること - パスワードや秘密鍵が外に漏れる可能性 - 外部サーバーにデータが送られる可能性 - 悪意あるコードが勝手に動く可能性 - PCの設定が書き換わる可能性
これを追加すると、Claude Codeが何かする前に「パスワード漏洩: 0%、外部送信: 5%...」のようにリスクを教えてくれるようになります。
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Claude Code を最新版にする

古いバージョンには「穴(脆弱性)」がある可能性があります。スマホアプリのアップデートと同じで、定期的に更新が必要です。

古いバージョン 穴がある 最新バージョン 穴がふさがれた

Claude Code の画面ではなく、ターミナル(黒い画面)で以下を実行してください。

claude update

月1回くらいのペースで実行すればOKです。1分で終わります。

5

MCPサーバーの確認(心がけ)

MCPサーバーは、Claude Code に「追加の能力」を与える仕組みです。たとえば「Chatworkに投稿できる」とか「カレンダーを操作できる」とか。

新しいプロジェクトフォルダを開いたとき、Claude Code が「Trust(信頼)しますか?」と聞いてきます。

自分で入れたMCP

何をするか知っている

→ Trust OK

知らないMCP

何をするかわからない

→ 絶対にTrustしない

「知らない人がくれたUSBメモリをパソコンに挿さない」のと同じ感覚でOKです。

設定チェックリスト

settings.local.json を作成した(deny + sandbox + allowedDomains)
/sandbox を実行して「Auto-allow」を選んだ
CLAUDE.md にセキュリティルールを追加した
claude update を実行した
知らないMCPは Trust しないと理解した
📅

日常で気をつけること

「Always Allow」を押す前に

状況選ぶべきボタン
内容がわかるコマンドAllow once(1回だけOK)
毎回使う安全なコマンドAlways Allow(いつもOK)
わからないコマンド絶対に押さない → 鎌田に聞く

月1回の健康チェック

Claude Code で以下を実行して、許可ルールが増えすぎていないか確認:

/permissions /status

よくある質問

サンドボックスを有効にしたら、何もできなくなった
allowedDomains に必要なサイト(github.com 等)が入っているか確認してください。足りないドメインがあれば settings.local.json に追加します。
毎回「このコマンド実行していい?」と聞かれてうざい
サンドボックス内のコマンドは自動承認されるはずです。もし聞かれる場合は /sandbox で「Auto-allow」が選ばれているか確認してください。
間違って「Always Allow」を押してしまった
/permissions で許可ルール一覧を表示し、不要なものを削除できます。
設定を元に戻したい
Claude Code に「~/.claude/settings.local.json を削除して」と伝えれば、初期状態に戻ります。